相続税とは?

あなたのご家族が亡くなられた場合に,遺族にその財産が残されます。俗に遺産と呼ばれるものです。 しかし,遺産はそのまま遺族が貰えるのではなく,税金が差し引かれた残りが,遺族に引き継がれます。その税金を相続税というます。つまり,相続税とは,死亡した人の財産が移転する場合に課せられる税金なのです。

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相続税の税率

相続税のシステムは日本だけの特別な制度ではなく,世界各国で採用されている制度です。ただ,税率は国によって様々です。 日本の場合は,相続税法で相続税の税率を定めていますが,景気の変動なので,その税率が変化することがあるので常に一定ではありません。

相続税のある理由

相続税のある理由は,一言でいうと「富の再分配」ということになります。「富の再分配」とは,できるだけ所持する財産に偏りが生じないようにしようという制度です。 資本主義社会は,運にもよりますが,努力しただけお金が貰える世の中です。しかし,あまり貧富の差が広がらないように,お金持ちからは,たくさん税金を取って,そうでない人からは,あんまり税金を取らないようにしているのです。

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相続税の税率と海外の歴史

では,遺産を全て相続できるとすると,いったいどうなるか歴史的に見てみると,例えば1970年代のヨーロッパなどでは,相続税はあったのですが,贈与税がなかったので,生前に全て贈与すれば,実際には相続税を支払う必要がないため,遺産を全て相続することができました。 その結果,富める者はますます富み,庶民との格差が大きくなりすぎてしまいました。 しかし最近ではイタリア,カナダ,スウェーデン,オーストラリア,マレーシアなどのように相続税が廃止された国もあります。

日本の相続税の税率

日本の相続税率は,遺産の総額によって決まっています。1000万円以下で10%,3000万円以下で15%,5000万円以下で20%,1億円以下で30%,3億円以下で40%,3億円を超えますと50%となっています。 遺産が多いほど税率が高くなっていて,3億円を超えれば50%ですから,遺産は半分しか受け継げないことになります。

相続税の税率と基礎控除

しかし,相続税には基礎控除というものがあって,相続人が多ければ多いほど相続税の控除額が上がるようになっています。つまり一人が全部相続するよりは,何人かで相続した方が,結果的に全員の相続分を合計すると得になるのです。とっても複雑ですから,遺産が多い場合には,税理士などに相談しましょう。